睡眠の真意
睡眠は、人生の旅、生きている時間の1/3以上を占めるのです。
しかし、自然に睡眠ができるのは大体25歳までです。人生スムーズな時期だと思います。25歳以後、人間はそろそろ、単一人間関係ではなくなり、いろんなことが始まります。仕事、人間関係、家族、妻子などのストレスが、あなたの睡眠を邪魔してくるのです。
睡眠とは文字通り、目と垂を合わせて、睡になるのです。要するに目をつぶして、暗くすれば、睡眠の始まりです。英語では、sleepですが、安心、安易、安全の意味です。ですから、睡眠は、やすらぎが前提条件です。要するに、心配、不安、悩み、落ち着きがないと、人間の脳には邪魔になるのです。
夜、一晩よく睡眠をとれば、誰でも、毎日、元気で健康になる
地球は、必ず白と黒に分かれている。
その意味は、白の時は働き、黒の時は休むこと。
けれど、21世紀の現代人は、白黒分けないで、
めちゃくちゃに生きているのが、80%以上います。
これは自然に違反している
せっかく生まれてきて、せいぜい100年前後の命です。
どうしてめちゃくちゃに生活しているのですか?
これは、人生の意味が全然わかっていない人間です。何のためにこの世に来て、何のために生きるのか、さっぱり解っていないのでしょう。
人間に生まれたら、元気にしないといけない
元気で健康の秘訣は、プラセンタ注射、HCG5000注射、IPS細胞、幹細胞、総合ビタミン、ニンニク注射、牛黄、冬虫夏草、麝香、熊胆、燕の巣、アワビ、フカヒレを食べても、元気で健康にはならないです。
それらはすべて、一時的な興奮作用だけです
むしろ、興奮しっぱなしになると、神経細胞、内臓細胞に休ませる時間を与えないことで、最後は、神経疲労、細胞疲労となり、生き返すことができない状態に落ちてしまう。
返って早く死ぬのではないか。
だから、何を注射しても、何を点滴しても、すべて一時的な現象である。一旦入院し、二三週間して退院する時は、また元の元気がなくなる。これはもう、黄昏の人生となるのです。
だから、常に元気で健康でありたいなら、よく休養することが、一番の良薬です。
休養と睡眠の一番良質の三条件は、
① 午後になると、大きいあくびをする
② 毎晩寝るとき唾液が出る
③ 目が覚めたら、どこにいるかわからなくなる
これが、一番よい休養です。また元気で健康な状態です。
人間は寝なくても大丈夫なのか?
地球は、永遠に半分が昼間、半分が夜です。つまり、人間は、半分が仕事で、半分が休憩です。これは神様の仕業だから、違反すると寿命が縮まってしまいます。犬は1週間寝ないと死んでしまいます。人間は、ゆっくり細く長く生きるか、太く短く生きるか、人によって違います。蔡博士は、睡眠が健康の源だと考えています。人間は昼間活動します。唯一、疲れがとれるのは、休憩です。けっして強壮薬ではなく、けっして漢方薬でもなく、けっして山珍海味でもありません。
良好な睡眠は、下記の二つの効果があります。
① 1日の疲労を回復する
② 体内細胞と組織を修復する
だから、良好な睡眠をとれば、病が寄ってこないでしょう。
医学的な研究報告によると、人間は一晩の睡眠で7回夢を見ます。
1回約15分で、これはレム睡眠と呼ばれています。夜7回夢を見るのは、正常な睡眠です。
最近、蔡博士の研究では、一番良い睡眠は、1回の深沈睡眠が、6時間または2回で深沈睡眠は3時間です。
つまり、一晩に深沈睡眠が1回または2回であれば、理想な睡眠パターンです。
蔡博士が提出した良質な睡眠三条件
① 午後に、欠伸をする
② 寝たときに、よだれが流れる
③ 起きたら、どこにいるかがわからない
一般的な睡眠パターン(1時間×7周期)
理想的な睡眠パターン(3-4時間×2周期)
理想的な睡眠パターン(6-7時間×1周期)
睡眠に邪魔ものがあるから
以上の三点は睡眠障害となります。
ゆえに、睡眠をよくするために、現在の社会には、いろんなやり方があります。
睡眠障害
私の患者の中で、一番の長寿組、90歳以上は、33人います。
彼らの共通点と言えば、一つ、「昼間は、よく動き、夜ベッドに入ると、2~3分ですぐ寝てしまう。」人間の睡眠にとって、もちろん、家の中の環境温度が一番関係あります。最適な温度は、20℃前後が一番の適温で、入眠しやすくなります。
*日本の社会環境は、皆が忙しく生きています。男女とも、昼間はよく働き、昼寝もしない、そして仕事が終える夕方になると、何人かの同僚と友人を誘いあい、居酒屋かクラブで適当にお酒を飲んで帰る。このパターンが、一番入眠しやすいのでしょう。
*台湾、香港社会の人々の入眠方法は、夕方から酒を飲むのではなく、夕食が終った後、夜八時頃から屋台などに行き、ブラブラ歩いて食べて、また歩いて家に帰って寝るのが、一番多いパターンです。
*中国人社会では、やはり、寝ることが一番難しいです。その社会構造は、これからだと思いますが、時には、日本のパターンをし、時には、台湾香港パターンをしています。
最終的に一番多いパターンは、家で早く寝て、朝早く起きて、公園で太極拳、カラオケをする。そのパターンを続けたら、早寝早起きの習慣になるのでしょう。
睡眠障害臨床医の立場から
その夜は、いつも排尿で起きるのに起きなくて、ぐっすりと眠ってしまいました。これを1週間、持続的にできれば、一番良いのではないでしょうか。睡眠薬などに頼らず、自然に入眠できたら一番よいのです。
NAT針療法の針吸療法で、体表の瘀血を除去すれば、神経の緊張がなくなり、良く寝れるようになります。